家作りの流れ

 ここでは、ざっと家づくりの流れを見ていただき、各局面で当事務所が、どのような疑問や悩みの相談を受けてきたかについて見ることができます。

 

flow

 

家づくりには、大きく分けて上の6段階があります。
以下に、各段階の説明と、よく受ける相談についてリストアップしています。

 

こだわりの家づくりコースでは、6段階を通して建築家・和田裕が関わります。
希望される方は、家づくりの各段階の期間と内容について、下記説明を読み、ご理解頂ければ幸いです。

また、中途段階での相談を希望される方も、以下の説明を読み、どの段階の相談なのかを把握した上で、お声がけ下さい。


1.設計契約前の段階

 設計契約前の段階では、敷地の選定や間取りのイメージを固めたり、どんな工法を選択するか(木造在来工法、ツーバイフォー、鉄骨造)、家族で意見をまとめておく、予算をどのくらいにするか決める、などについて大まかに見当をつけておく必要があります。

 

この段階でよく受ける相談は、

1-1 家族で意見がまとまらないので、専門家の話を聞いて方向性を決めたい

1-2 いくつか敷地の候補があるが、どの敷地にどのようなメリットがあるのか知りたい

1-3 いろんな工法があるが、それぞれの特徴やメリット・デメリットを知りたい

1-4 自分たちで間取りを考えてみた。案に対する専門家の意見が欲しい

その他、家づくりに関するあらゆる相談を受けております。


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2.基本設計の段階

 設計事務所やハウスメーカー、工務店との設計契約が完了しました。
この段階では、業者側から具体的な間取り提案を受け、それをたたき台として、よりお客さまの理想に近い形を模索していきます。
最初の提案でスムーズに決まることはまれで、幾度かの提案を経ることで、最適な案を煮詰めていきます。

 

この段階でよく受ける相談は、

2-1 業者の案が出てきたが、少し不安も残るので第3者の意見が聞きたい。

2-2 いくつかの案が出てきたが、どちらにするか家族で意見がまとまらない。

2-3 基本設計はほぼ固まったが、これが本当に住みやすいプランになのか、不安も感じる

2-4 設計契約した業者の提案とは、全く別の間取り案を見てみたい。

2-1~2-3の相談はスポットアドバイザーコースで、2-4の相談は基本設計作成コースで承っております。


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3.実施設計の段階

 基本設計が固まり、間取りや外形など、住まいの概略が明らかになりました。

引き続き、実施設計に入ります。実施設計とは、簡単に言えば工事用の図面を作成することです。
建物の構造図を作成したり、目に見えない電気配線、汚水配管のルートをプランにプロットします。
全ての使用材料の製品名や品番を指定し、いつでも見積を作成できるようにします。
また、役所から建設許可を得るため、確認申請に必要な書類や図面の作成も進めていきます。

 

また、この段階では、建物の様々な仕様を決定していきます。
受けることが多い相談は、具体的な建築材料の仕様や、費用対効果などについてです。

3-1 コンセントの数や、照明の数は十分か。

3-2 業者から勧められたメーカー品と、別のモノを付けてみたい。費用対効果はどうか。

3-3 基本設計から時間がたち、別の案に目移りしてきた。業者に言いづらいが大丈夫か?

3-4 間取りを見て、構造的に不安を感じるようになった。大丈夫なのか確認したい。

これらの相談は、スポットアドバイザーコースで受けております。


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4.見積&見積調整段階

 実施設計図が完成し、いよいよ見積を依頼する段階となりました。

実施図面の段階ではたいてい、希望するランクの製品をプロットしておきますが、見積段階で予算オーバーとなれば、仕様を落とすなどして予算に合わせることになります。

業者からも、金額を下げるための代替案が出てきますが、ここでの悩みは、仕様変更の影響がどのくらいの程度なのかが、判断しづらいところです。

 

この段階での相談は、

4-1 業者の言い分が正しいのか、コストダウン案は正当なものなのかが不安。

4-2 難しい図面が多く、どうチェックしたらいいのか分からないので、手伝って欲しい。

4-3 業者の提示案とは、もっと別の提案があるのではないか。あるなら、それを知りたい。

4-4 構造などの分かりにくいところで、予算が削られていないかどうかが不安。

これらの相談も、スポットアドバイザーコースで承っています。


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5.確認申請の段階

 見積金額も決まり、工事への具体的な手続きへと移行します。

工事の前に、役所や指定確認申請機関に、建築確認の申請を行う必要があります。

 

この段階での相談で多いのは、

5-1 確認申請が下りたら一切の変更ができない、と業者に言われた。それは本当か。

5-2 確認申請後も、変更できることがあるとも聞いた。どんなことなら変更できるのか。

5-3 申請後に、実際に変更するとして、どのくらいの費用がかかるのか。

というものです。こちらについても気軽にご相談ください。


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6.工事の段階

 いよいよ、工事に入りました。

これまでは、あやふやだった仕上げ材料の色や仕様を、ひとつひとつ決定していく必要があります。

 

この段階で多い相談は、

6-1 外壁や、屋根の色決めが良く分からない。プロのアドバイスを受けたい。

6-2 どうやったら、センスのいい色決めをすることができるのか。

6-3 センスのいい外構計画(庭づくりや植栽、フェンスなど)の提案が欲しい。

6-4 工事が図面どおり進んでいるのか不安。構造等大事な点は第3者に見て欲しい。

などです。

6-1~6-2の簡単な相談はスポットアドバイザーコースで、
6-3~6-4の相談については、別途お問い合わせください。